痛風の治療はまずは食事から!!避けた方が良い食べ物って?

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突然足の親指を襲った激痛にとび起きてから、病院に通いながら薬を飲む毎日。そのままでは再発の危険があると脅かされて、激痛を思い出しては震えながら、生活習慣を改善しようと決意する事でしょう。
痛風の治療は食事療法が主体になります。ここでいくつかのポイントを紹介しましょう。
目次
痛風の治療は食事療法から
まず痛風になった原因を考えます。体質としてはやはり肥満気味の人が多く、肉類中心の食生活を好むとか、ビールだけを多量に摂取するとか、運動不足であるとか、発症した人には共通する要因があります。
その原因を辿って改善し、尿酸値を長期的に下げられれば痛風は治療できます。
痛風の治療の初期段階では、食事療法に薬を用いて尿酸値を一時的に下げます。その後は食事療法を中心に、運動を取り入れながら治療を進めます。
高タンパク・高脂肪・高カロリーが、痛風には最も良くない食べ物です。その中でも、尿酸値を高めるプリン体を多く含む食品には注意して下さい。
肉類もそうですが、魚類にもプリン体は多く含まれています。特に干物にした魚に多く含まれているので要注意。レバーやあん肝、白子などの内臓にもプリン体がたっぷり。
ヘルシーなイメージの鶏肉にも、キチンと含まれています。また身体にいい食品の代表である納豆も、良質なタンパク質と一緒にプリン体を多く含んでいます。健康にいいとされる食品にも、意外に多くのプリン体が含まれているので注意が必要です。
お酒は種類を選んで控えめに
アルコールが良くないと言われますが、プリン体はお酒自体にはあまり多く含まれていません。しかしお酒は直接肝臓に届き、尿酸値を上げてしまうので注意が必要です。
お酒の種類としては、ビールが最もプリン体が多く、しかも多量に摂取しやすいので控えた方がいいでしょう。プリン体が少ないお酒は、焼酎やウィスキーなどの蒸留酒です。日本酒やワインも、それほど多くはありません。
禁酒の必要はありませんが、当然控えめにした方がいいでしょう。
水分補給を忘れずに
体内の尿酸を速やかに排出するのも、痛風の治療における大切なポイントです。それには水分を多めに摂取して、尿と一緒に尿酸を出してしまう事です。
こまめに水を飲むこと、または牛乳もプリン体が少ない飲み物なのでおすすめです。野菜は肉や魚に比べてかなりプリン体が少なく、水分を多量に含んでいるので、野菜を中心にした食生活がやっぱり一番効果的でしょう。
運動療法を取り入れる場合には、汗を大量にかく激しい運動は逆効果です。発刊によって体内の水分が減って、尿酸が濃縮される恐れがあるからです。
運動は適量の有酸素運動で、肥満の解消を主な目的として考えましょう。そして運動中にも、多めの水分補給を心がけて下さい。
まとめておくと、痛風の治療は食事療法を基本にして、水分を多く摂り、適度な運動で肥満状態を解消する事です。無理な食事制限は必要ありませんから、焦ることなく気長に続けて下さい。
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管理人:水野仁志

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