こんな生活が痛風になる原因!!主な痛風の原因とは?

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目次
痛風になるには原因がある!!原因を究明して痛風対策!
痛風の原因のほとんどは環境的な要因と考えられています。最近の研究から、その原因が詳細に分かってきました。しかし、痛風に遺伝的要因がある事はあまり知られていません。ここでは痛風の遺伝的要因と、環境的要因について考えてみましょう。
痛風の遺伝的要因
痛風の原因物質は尿酸です。人が持つ遺伝子の中には、尿酸値を上げてしまう物が存在します。この遺伝子には尿酸値を大きく上げる強いタイプと、それほど影響力の大きくない弱いタイプとの2つがあります。
強い遺伝子は極めてまれにしか働かないので、痛風の原因になるのは弱い遺伝子がほとんどです。この遺伝子が体内で働くと、腎臓や消化器官からの尿酸の排出機能を阻害するため、尿酸値が上がります。
お酒やお肉は痛風の原因?
痛風は1960年代以前には、日本では症例の少ない病気でした。近年痛風が増えているのは、欧米型の食生活の普及と歩調を合わせているように思えます。
特に肉料理中心の食事は、尿酸値を高める事が分かっています。これは今や一般常識にもなっていますが、それでもお肉が好きと言う人は多いでしょう。
逆に野菜をたっぷり摂る食生活は、痛風の予防や改善につながります。
アルコールが尿酸値を高めて痛風になる事も、もはや誰でも知っている一般常識です。
お酒類には数年前から名前を聞くようになった「プリン体」という物質が含まれていて、体内に入ると尿酸値を高める事が分かってきました。ただし、飲むお酒の種類によってプリン体の含有量は違います。
最も多いのはビールで、蒸留酒には少ないようです。日本酒とワインはビールに比べればかなり少ないようです。しかし同じ量あたりのプリン体の含有量は、お酒の場合魚や肉と比較してもほんの微々たるものです。
ではなぜ痛風の原因になるかと言えば、アルコール中のプリン体は肝臓で分解されて尿酸になり、直接血液中に放出されるからです。
それでもお酒がやめられない、と言う人もまた多いでしょう。
プリン体が多い食材は、大まかに言うと干物類~肉類~魚類~野菜類という順番ですが、普通の量を普通に食べていれば特に問題はありません。
他にもある痛風の原因
ストレスや運動不足は、痛風にも悪影響を与えます。ただし過度に激しい運動は、一時的に尿酸値を上げるので注意して下さい。適度な運動でストレス解消する程度がおすすめです。
他にも特別な例としては尿酸値を上昇させる薬剤、別な病気による尿酸値の上昇なども、痛風の原因になります。
痛風は「ぜいたく病」と言う別名からも想像される通り、高脂肪高カロリーの食事をなるべく控えれば予防できます。必要以上に食べ物に気を遣う必要はありませんから、適度な運動でストレスを発散して、たまには美味しい物を少しだけ楽しみましょう。
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管理人:水野仁志

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ありがとうございました。大変参考になりました。