痛風は何科を受診すればいい?痛風かもしれないと思ったらすぐ病院へ!!

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痛風を疑ったら、まずは病院に行きましょう。痛風は自己流で完治できる病ではありません、必ず病院で診察を受けてから医師の指示に基いた治療法を行いましょう。
目次
痛風にかかったら何科を受診?
痛風かなと思ったら、または時遅く既に激痛に襲われていたら、内科の門を叩いて下さい。大きな病院では痛風専門の外来がある場合もあります、その時は迷わず直行して下さい。
痛風は同じ痛みでも骨折などとは違い、身体の内部、血液中の代謝に関わる問題ですから、外科や整形外科では治りません。
内科に行ったらまず検査
内科に行くとまずは検査を行います。1つ目は血液検査、これで血液中の尿酸の濃度(血清尿酸値)を測定します。痛風と診断される数値は、7.0mg/dL以上です。
2つ目は尿検査、痛風は尿酸と関わっていますからこれは当然でしょう。尿検査では尿のペーハーを測定して、痛風になり易い体質かどうかを判定します。肉類やアルコールを多く摂る人の尿は、酸性化する傾向にあります。
偶然なのか酸性尿の判断基準も、pH7を境にそれ以下なら酸性尿であり、それ以上ならアルカリ尿に判別されるのです。酸性の尿には尿酸が溶けにくく、尿酸の排出が滞りがちになります。
尿もやはり弱酸性からアルカリ性が望ましく、それは食生活と密接な係わりがあります。
痛風では腎臓病や結石などの合併症も起こし易いので、尿検査はその判定のためにも行われます。
痛風と良く似た症状の偽痛風
痛風と良く似た症状の病気に偽痛風(ぎつうふう)があります。特に膝の関節を中心に足の関節の痛みを伴い、高齢者に多く発症します。
痛風と違いピロリン酸カルシウムという物質が、関節付近に沈着して炎症を起こす事が原因です。
偽痛風はレントゲン撮影で判別できるので、痛風とは簡単に見分けがつきます。ただしこの偽痛風も、そのまま放置していい病気ではありません。痛風じゃなくて良かったと安心せずに、しっかりとした治療を受けましょう。
他にも変形性関節症や慢性リウマチなど、痛風と間違われやすい病気がいくつか存在します。
痛風と診断されたら?
実際に痛風と診断が確定するまでには、他にもいくつかの検査が必要です。痛風と断定されたら、治療は長期間に及びますから、専門の痛風外来やリウマチ科などで再診を受ける事をおすすめします。
痛風という病気は明らかな初期症状が誰にでも起こるわけではなく、痛みの激しさから捻挫や骨折同様に、外科系の外来にとび込んでしまいたくなりますが、行き先はまず内科です。
そして専門の痛風外来がある病院があったら、迷わず受診すること。痛いのは分かりますが、くれぐれも落ち着いて行動して下さい。
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管理人:水野仁志

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的確なアドバイスありがとうございます。大変参考になりました。
長年に渡って時々の激痛に襲われています、その際外科行ブロック注射してもらっています
1日で痛みがなくなります。内科でも痛みを抑えてくれるのでしょうか?